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職場のミスコミュニケーションはなぜ起こる?

こんにちは。
LifeTraverseチーフコーチの黒岩です。
ブログを読んでいただき
ありがとうございます。

みなさんの職場では、
どんなミスコミュニケーションが
起こっていますか?

またその結果被る労働時間や
コストの損失はどのくらいですか?

アメリカのある調査では、
ミスコミュニケーションによる
会社の損失は
一人当たり年間300万円だそうです。

今回は、
職場でのミスコミュニケーションの
原因について掘り下げて
考えてみたいと思います。

ミスコミュニケーションの例

職場でのミスコミュニケーションは、
さまざまな形で現れます。

たとえば、
指示を出したつもりが
相手には伝わっておらず、
重要な情報が共有されて
いなかったりします。

これにより、
仕事が遅延したり、
同じ作業を繰り返す
「二度手間」が発生したりします。

さらには、
誤解から要件をみたせず、
顧客への価値提供ができなかったり、
現場によっては重大な事故に
繋がることもあります。

原因1:情報共有不足

まず考えられる原因の一つは、
情報共有の不足です。

プロジェクトやタスクに関する
詳細な情報がメンバー全員に
行き渡っていない場合、
各自が異なる理解をしてしまい、
誤った方向に進んでしまいます。

営業サイドに商品情報が
正確に伝わってないことで、
誤った受注をしてしまうパターン、
よくありますよね?

情報共有の不足は、
コミュニケーションの基本が
欠如しているため、
頻繁に発生します。

原因2:目的や前提の確認不足

次に、目的や前提、進め方の
確認不足も大きな原因です。

プロジェクトの目的や
タスクの背景、
進め方が明確でないと、
メンバー間で異なる
解釈が生まれます。

例えば、
目指すべきは
売上額なのか利益率なのか。

集める人数なのか
集まってくる人の質なのか。

事前にすり合わせないと
途中で混乱すること
ありますよね。

目的や前提を明確にし、
進め方を具体的に確認する
手間を端折ることは、
のちのちの苦難につながります。

原因3:同僚や上司部下の心理的距離

心理的な距離感も
ミスコミュニケーションの
大きな要因です。

職場での心理的安全性が低いと、
メンバーは自由に意見を言えず、
コミュニケーションが
表面的になりがちです。

このような環境では、
違和感を感じているのに
言葉を発せずそのまま進行して、
取り返しのつかない状況に
陥る場合があります。

実は職場の
ミスコミュニケーションの多くは、
この心理的距離に起因するのです。

かつての航空機事故の大半は、
機長の判断に
異論をはさむことができない
副機長の遠慮から起こってことは
有名ですよね。

違和感を発信できるかどうか、
その信頼関係を築くための
心理的安全性を確保することが
実は最も重要なのです。

まとめ

以上のように、
ミスコミュニケーションを
防ぐためには、
情報共有を徹底し、
目的や前提を明確にし、
進め方を確認することが基本です。

しかし、
最も重要なのは
心理的距離を縮め、
心理的安全性を確保することです。

そのためには、
自己開示ができる
オープンでフラットな
雰囲気を作ることが必要です。

具体的には、
次のような取り組みを行うことを
おすすめします。

定期的なフィードバックセッション:
メンバーが自由に意見を言える
発散の場を設ける。

チームビルディング活動:
飲み会ではなく、
ファシリテーターを入れての
ワークショップで価値観共有をし、
メンバー間の信頼関係を強化する。

リーダーシップのモデリング:
リーダーが自ら自己開示を行い、
オープンなコミュニケーションを
促進する。

ミスコミュニケーションは、
職場メンバーの
関係性の質を上げることで防げます。

これらの取り組みは
時間も手間もかかりますが、
ひとり年間300万円の損失を
軽減させるのであれば
やった方がよさそうですよね?

and, the trail continues.

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photo by TAKAO JINBO