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別れても好きな人!今流行りの「アルムナイ」って?

こんにちは。
LifeTraverseチーフコーチの黒岩です。
ブログを読んでいただき
ありがとうございます。

アルムナイって言葉、
聞いたことありますか?

企業が、自社を退職した人を
集めて作るコミュニティのことです。

最近、このアルムナイが
増えているんです。

かくいう私も、
電通を辞めて電通アルムナイに
はいっています。

今日は、企業視点・個人視点から
アルムナイについて書いてみますね。

アルムナイの意味

「アルムナイ」(alumni)は
alumnusの複数形で、
本来は学校の卒業生とか
同窓生を意味します。

企業においては、
「会社を卒業した人」
という意味でつかわれ、
近年、企業側人事がコミュニティ化、
組織化している例が増えています。

ちなみに、定年退職をした人は
アルムナイに含まない場合が
多いようです。

なぜ、アルムナイが増えているか?

企業側がアルムナイを
組織化する理由は
大きく分けて3つあります。

一つは、
一度辞めた人を再雇用するため。

二つ目は、
退職した人ともビジネス上で
つながり新たな価値を
つくりたいということ。

三つめは、
ステークホルダーとして
自社のファンでいてほしい、
というものです。

背景には人材の流動化があります。

終身雇用が過去の遺物になり、
離職や転職が
当たり前になったときに、
大量の自社退職者がいる。

それは会社にとっても資産なので、
うまく活用していきたい
ということですね。

やはり一番の理由は、再雇用です。

どこも人材難で苦しんでいる中、
一度退職した人を
再度雇用したいという思惑です。

アルムナイ人材は、
企業の内側、その文化や風土、
仕事の進め方をわかっているので、
通常の中途採用よりも
育成コストが安く、離職可能性も
低いと考えられています。

私のアルムナイ活動

企業側の思惑とは別に、
退職した個人としては、
どのようにアルムナイと
関わるとよいでしょうか。

私も電通という会社に2021年まで
22年間在職していました。

電通にも正式な
アルムナイコミュニティがあり、
WEB上のプラットフォームに
登録すると、
アルムナイ同士がつながる
イベントや採用情報などが
得られます。

私もこちらに登録している一方で、
私が独自にアルムナイとして
活動している場があります。

それは、在職時に
私が中心メンバーとして設立した、
「電通コーチングチーム」
という団体です。

これは、
「コーチングで電通をゴキゲンにする」
ことを目的に、
定期的な勉強会や交流会で、
コーチングメソッドの普及に
つとめているサークルです。

私は電通が嫌いで
辞めたわけではありません。
むしろ、今も大好きです。

クソガキだった私を
あきらめずに育ててくれましたし、
私の人生に大きな影響を
与えてくれた人が
まだたくさん働いています。

電通コーチングチームの活動は、
私なりの恩返しなのです。

資産は磨き続けよう

会社で過ごした経験と人脈は、
あなたにとって大事な資産です。

これらの資産は磨き続けないと
錆びつくし
価値がなくなってしまう
かもしれません。

もちろん、
職場を去った理由も様々でしょう。

でもせっかくの資産は、
自分から積極的に磨いていく。

磨くためには、なんらかの仕組みを
用意しておくことをおすすめします。

アルムナイ組織があれば
加入しておく。

加入するだけではなく、
発信したりかけたり
価値を提供するとよいでしょう。

もし、アルムナイ組織がなければ、
自ら前職の人たちとつながり、
一緒に活動できる場を作る。

もしくは既存のものに
入っておきましょう。

単純に仲のよかった同僚と
飲みに行くのもよいですが、
もう一歩踏み込んだ
活動をすることで、
経験と人脈の資産価値をあげていく。

私の場合は、それが
電通コーチングチーム
の活動になります。

磨き続けること、
つながり続けること。

社会関係資本を維持して、
よりよい未来に繋げましょう。

and, the trail continues.

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photo by TAKAO JINBO