コーチング型マネージャーに大切な二つの時間
2023/02/04
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こんにちは。
LifeTraverseチーフコーチの黒岩です。
ブログを読んでいただき
ありがとうございます。
マネジメント層にコーチングを
導入する企業が増えています。
今回は、コーチングを日々の
マネジメントに活用する場合に、
大切な2つの時間について
書いてみます。
それは、
部下と関わる時間と、
部下のことを考える時間です。
コーチングを取り入れている企業の増大
本題に入る前に、
前提となるコーチング業界の
隆盛について整理しておきたいと
思います。
近年、法人向けにコーチング事業を
展開する大手コーチングファームの
コーチ・エィとビジネスコーチ
の2社が上場して話題になりました。
また
コーチングマッチング
プラットフォームの
mentoが海外から多額の資金調達を
したことも記憶に新しいですね。
では、なぜコーチングを導入する
企業が増えているのか?
一番の要因は、
ビジネス環境の変化が激しく、
これまでの上位下達のマネジメントでは
事業も経営もうまく回らなくなってきた
ことが挙げられます。
現場が自律的に考えて動く社員が欲しい。
そこで、
社員のやる気やモチベーションを
最大化させ、気づきと行動を促す
コーチングが注目されている
のだと思います。
変化の激しい時代に
新たな価値を創出するため、
止むに止まれず導入している
企業もありそうですね。
コーチ・エィの調べでは、
コーチングを導入している企業と
そうではない企業では、
業績に差が出るという調査も
発表されています。
企業のコーチング導入というと、
2つのパターンがあリます。
一つは、
経営層やマネジメント層自身が
外部コーチから
コーチングを受けること。
もう一つは、
マネジメント層が
コーチングを使って
部下と関わること、です。
今回は
後者のコーチング型マネジメント
について書きます。
コーチングスキルを身につけても、
それをいつ、
どのように活用するか。
効果をあげ
成果に結びつけるためにも
時間の使い方が大切になってきます。
部下と関わる時間
コーチング型マネジメントにおける
大切な時間の一つ目は、
部下と関わる時間、です。
これを意識的に
スケジュールしていくことです。
一番わかりやすいのが、
部下と一対一でしっかり
向き合う1on1ですね。
リラックスして
対話に集中できる環境で、
ちょっとした雑談から
キャリアビジョンなど
普段話せない部下のストーリーを
しっかり聞く時間です。
また、
業務の振り返りの援助も
してあげましょう。
ここにコーチング的な関わり方が
効果を上げていきます。
なるべく業務報告や
上司からの指示命令に
終始しないことをお勧めします。
一定の時間が取れなくても、
ランチやお茶の時間を
使って話してみる。
またリモート環境だったら、
朝始業の時に5分だけでも
オンラインで会話して
生存確認してみる。
そして業務を観察して、
すぐにフィードバックする
ことも忘れずに。
何かに問題を感じたら、
間をおかずに
伝えてあげてください。
それが厳しい内容だとしても。
関わる時間は、
おしゃべりじゃなくても良いです。
定期的に部下の心身状態を
確認するためのプチアンケートや
日々のパルスサーベイを
使うのも有効です。
私の顧客企業のある
マネージャーさんは、
オリジナルの
アンケートフォームを作って
月に1回
回答してもらっているそうです。
それをデータとして
毎月の変化を見ていくと、
部下の状態が
よくわかるみたいですね。
その結果をまた対話のネタに
使っていくとうまく
コミュニケーションが
循環していきそうです。
部下のことを考える時間
関わる時間と同じく、
考える時間も重要になります。
期初の目標設定から、
今はどこまできているのか。
どんな状態なのか。
日々の観察や
コミュニケーションから、
この後どのように関わると
部下の成長が加速するのか。
ボトルネックは何なのか?
部下の成長を考える
フレームとして、
「経験軸」と「ピープル軸」が
あります。
今やっている
仕事や作業は適正なのか。
簡単すぎないか、
難しすぎないか。
また次にどんな経験を
させると良さそうか。
ピープル軸では、
どんな人と関わらせれば、
安心してトライできるのか。
どうすれば他者との
シナジーが生まれそうか。
逆に関わらせない方が
いい人は誰か。
などなど、
考えるべきことは
多岐に渡ります。
それを何かのついでではなく、
業務のスケジュールに
組み込んで時間を
確保するのです。
先ほどのアンケートなど、
成長支援ツールを使うと
より考える質が高まります。
これも顧客企業の話ですが、
あるマネージャーさんは、
自分が管理職になって、
自分のことを考える時間
が圧倒的に減ったと。
その分、部下のことを考える
時間が増えたのだそうです。
部下>自分
自分じゃなく、
部下のための時間を確保しておく。
部下ファーストで考えるという
発想の転換がまず
大事になってきますね。
1日のスケジュールに、
また1週間のスケジュールに
部下と関わる時間、
部下のことを考える時間を
入れてみてください。
確保しておかないと、
日々の業務に
すぐに流されてしまいますよね。
and, the trail continues.