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なぜ組織にプロティアンが必要か?

こんにちは。
LifeTraverseチーフコーチの黒岩です。
ブログを読んでいただき
ありがとうございます。

昨今話題の
プロティアン・キャリア理論は、
個人の自律的な生き方を推奨します。
組織の活性・成果にこそ、
自律的な個人が必要だからです。

今回は、
プロティアン・キャリア協会認定の
ファシリテーターとしても
活動している私が、
プロティアン人材と組織の関係性
について書いてみますね。

プロティアン・キャリアとは?

まずは、
プロティアン・キャリア理論の
おさらいです。

この理論では、
個人のキャリア自律、
つまり
個人が自分のキャリアの
方向性を管理し、
自ら意思決定することで
心理的成功を得ていくことを
重視します。

伝統的なキャリア観では、
組織の中での昇進や昇給に
重きが置かれる傾向がありました。

組織内の評価や
だれかが決めた成功に向かって
みな努力をしていたんですね。

プロティアンではそうした
他者からの「絶対解」ではなく、
個人の「納得解」に
焦点をあてます。

成功したかどうかは、
個々人の判断基準をもとに
決められるのです。

プロティアン人材とは?

プロティアンな人というのは、
自分らしさに軸をおきつつ、
状況や環境に合わせて
しなやかに自己を
変化させていきます。

プロティアンという言葉が、
変化の神プロテウスから
きているように、
プロティアン人材は
変化を恐れません。

ただし、
やみくもに変化するのではなく、
自分は何をするとうれしいのか、
何を大切にしているかを
認識したうえで、
適切に、時には大胆に
変化していきます。

そして、
人生の主人公はあくまで自分。

誰かの基準に自分の人生を
ゆだねない人です。

組織にプロティアンが必要な理由

こうしてみると、
プロティアンな人は、
個が強く組織になじまなそうです。

しかし、プロティアン・キャリア理論では、
自律的な個人の集合体が、
結果的に組織を強くすると
主張します。

なぜなら、
自律した個人は
仕事自体に意味を見出して
取り組みますし、
答えのない課題に対しても
果敢に挑むことができるからです。

言われたことだけに
従順なメンバーだけでは、
顧客や社会にニーズに
対応できなくなりますよね。

環境の目まぐるしい変化や、
恒常的な人材不足を鑑みるに、
プロティアンに生きる環境を
提供していくことが、
組織の成長につながる
というわけです。

以下、理由を列挙してみます。

社員の満足度が上がる

個人の価値観や生き方、
また変化すること自体を認めて
支援するので、
職場の魅力度と
社員のモチベーションがあがります。
 

人が集まる、人が去らない

個を認め、
支援してくれる会社には
人が集まってきます。

また、辞める人が減っていきます。

やりがい以上に魅力的な
就労理由は
なかなかないからです。

成果に結びつく

社員が個人の価値観に
もとづいて仕事を意味付け、
能力を最大限に発揮できるため、
結果的に組織の成果に
つながっていきます。

ワクワクしながら
働いている社員が多い方が、
組織としてのパワーは強いですよね。

プロティアン経営のススメ

それでは、
具体的にどのような施策を
していくとよいか、
提案してみますね。

学びの場と時間の提供

教育、育成、研修などを
制度として増やしてみましょう。
学ぶ個人をつくり、
賞賛してみてください。

自分で仕事をつくる気風/失敗してよい気風をつくる

挑戦を促す。
そしてその裏返しとしての
失敗の許容。

失敗を取り締まるだけでなく、
失敗を歓迎し、そこから学ぶ文化を
作ってみてください。

変に隠されるよりましですよね?

密なコミュニケーション

一人一人の価値観や
ビジョンを聞き、認め、
応援するための1on1や
キャリア面談を
頻度高くやってみましょう。

 

そして、
上記を推進するにあたり、
経営者やマネジメント自身が
プロティアンである、
が前提になります。

みなさんは、
自分がプロティアンであると
胸を張って言えますか?

さて、ここまで
プロティアン理論における
個人と組織の関係を見てきました。

とはいえ、
自律した個人が会社を去る
可能性は否定できません。

実際に私も
22年勤めた会社を辞めました。

ただし、
だからと言って無理に
囲い込めば結果的に
気持ちの離反を
加速させるだけです。

社員や部下の変化を
祝福する度量を持つ。

そのほうが、
組織に貢献してくれる個人が
結果的に増えるでしょう。

リクルートさんが、
まさそんな会社ですよね。

たとえ退職を招いたとしても、
支援してもらった意識は残るし、
循環していきます。

今は、退職者を集めて
コミュニティ化する
「アルムナイ」活動も
活発ですよね。

私自身、
前職の会社との関係性は
続いており、
私なりのやり方で
恩返しをしています。

以上、
プロティアン経営のススメでした。

and, the trail continues.

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photo by TAKAO JINBO