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価値観シグナルをキャッチしよう

こんにちは。
LifeTraverseチーフコーチの黒岩です。
ブログを読んでいただき
ありがとうございます。

相手との関係性の質って、
どうやって上げるのでしょうか?

これは仕事やプライベートなど
日常生活の大きなテーマですよね。

コーチングコミュニケーションで
大切にしているのは、
今起きている「コト」=
事実や課題ではなく、
その背景にある「ヒト」、
すなわちその人の価値観や気持ちです。

こちらは以前ブログでも書きましたが、
コトではなくヒトに焦点をあてる
ヒトに焦点をあてることで、
その人が大切にしているものに
アクセスできます。

そこに触れ、理解することで
人としての絆がうまれるのです。

では、どうしたら、
相手の「ヒト」の部分に焦点を
あてられるのでしょうか?

わざわざ聞き出さなくても、
会話の中で相手が
自分の価値観はこれだよ、
とシグナルを出して
くれることがあります。

これを注意深く聞き、
観察することで
キャッチしてみましょう。

今回はその方法について
書いてみますね。

シグナル①言葉

言葉は、シグナルとしては
わかりやすいですよね。

ではどんな言葉に価値観が
潜んでいるのか見ていきましょう。

繰り返されるフレーズ・ワード

同じ言葉が繰り返し出てきたときは、
その人にとって重要な要素が
含まれている可能性があります。

例えば「規律」「品位」「フルコミット」
などなど、
同じ言葉がまた出てきたなと思ったら、
まずは心にとどめましょう。

強い表現

信念やが込められている
表現も要チェックです。

「~すべき」
「ねばならない」
「でしかない」
「ガチ~」など、
通常表現をさらに
強調している場合は、
わかりやすい価値観シグナル
と言えます。

「普通は」「常識的に」なども、
本人がもつ「前提」がわかる
要注意ワードになります。

特徴的な言い回し

例えば、今流行りの
「自己肯定感」という言葉が
ありますが、これ似た言葉で
「自己重要感」というものがあります。

聞きなれないですが、
あえて使っている言葉には、
その人の「こだわり」や
「らしさ」が潜んでいる可能性が
高いですよね。

「精神衛生」ではなく
「心の健康」と言っていたら?

また、先ほどの
「規律」を「ディシプリン」と
表現していたら、
単に横文字にしている以上の
何かがあるのかもしれません。

シグナル②ノンバーバル

そして非言語情報も
重要なシグナルです。

ある言葉、ある話題について
話している時は、
表情が変わる、
声のトーンがあがる、下がる。
熱量があがる。
苦笑いしている。

目線が下がったり、
髪や顎を触り始める

などなど、
ノンバーバルにも様々な
価値観シグナルがありますから、
これは注意深く観察してみましょう。

キャッチしたら返す

大切なのは、
キャッチするだけでなく、
それを相手に返してあげることです。

「〇〇という言葉を3回使いましたね。
つよいこだわりがあるのですか?」

「今、苦笑いされましたが、
どんな意味がありましたか?」

「〇〇について話すと
エネルギー状態があがりますね」

「一瞬表情が険しくなりましたね」

そうすることで、
本人も気づかずに使っていた
言葉や動作・リアクションから、
さらに自分を深く掘ったり、
大切にしていることを
言語化できたりするのです。

そして、それを話すことで、
「ヒト」の部分を理解してもらうと、
親近感や信頼性につながっていきます。

 

キャッチしたものを返すときには、
聞こえたこと
感じたことを
そのまま伝えてください。

なるべく評価や意見を
入れない方が、
相手は受け入れやすいし
その分思考が進みやすくなります。

そして最後に

「〇〇さんは、
~を大切にしている人だと感じました」

の一言が言えたら、
「ヒトに焦点をあてる」
ミッションコンプリートです。

価値観シグナルをキャッチする、
ぜひ試してみてください。

and, the trail continues.

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photo by TAKAO JINBO