退職を決めさせたコーチの一言。
2022/07/22
コーチング
こんにちは。
LifeTraverse
チーフコーチの黒岩です。
ブログを読んでいただき
ありがとうございます。
私は前職で
株式会社電通
という広告会社に勤めていました。
退職して独立しましたが、
当然そこにはたくさんの
葛藤と逡巡がありました。
今回は
私が退職を決めるきっかけになった
コーチの投げかけについて
書いてみますね。
ポイントは、
不安は書き出してみると和らぐ、
です。
退職への不安
コーチチングを
学び始めて1年半経った頃、
ちょうど会社の早期退職の
募集がありました。
私もコーチングを受けることで
自分のキャリアや
成長について考える時間が増え、
新しい人生を
模索するようになりました。
もやもやっと独立の意識が
芽生えたのもこの頃でです。
しかし、当たり前ですが、
20年以上慣れ親しんだ会社を
退職するには不安もありました。
まして電通が嫌いなわけではなく、
好きでしたし、
そこでの仕事にやりがいも
感じていました。
まだ自分が果たすべきミッションも
残っていました。
なので
やめるとしてもあと数年は
電通で頑張って
様子を見てみようと
思っていました。
コーチ仲間から受けた提案とは?
コーチングを勉強していると、
同じコーチの仲間が増えます。
コーチングを学ぶ人には
バイタリティもあり、
しっかりビジョンやゴールを
設定している人も少なくありません。
何より学びへの意識が半端ではなく
目的志向・成長思考の人が多いです。
そんなコーチング仲間と、
お互いにコーチングセッションをして
スキルを磨き合うことがあります。
ある日開催されたコーチング勉強会で、
仲間のコーチに
自分のもやもやをぶつけたことがあります。
新しい一歩を
踏み出したい気持ちがあるが、
今会社を辞める勇気はない。
これだけの不安要素がある。
例えば、
収入や年金、保険、家族の生活のこと、
何より所属が外れて
何者でもなくなる自分に耐えられるか、
など。
そのコーチは、
黙って聞いてくれました。
そして、
一通り聞き終わったあとに
一言言いました。
「黒岩さん、
その不安を全部紙に書いてみてください」
ほんとにたった一言、
それだけです。
不安を可視化するとどうなる?
私はすぐに、
紙に不安を書いていきました。
保険、年金、扶養。仕事、顧客、収入。
無所属、個人、人からの見え方
そもそも自分は価値を提供できる人間か?
逃げ出さないか?
結局誰かに依存するのでは?
そんな自分を許せるのか?
などなど。
全部で30個ほどあったでしょうか。
書いてみて、じーっと眺めていると、
気がつきました。
これ、全部自分次第でなんとかなるな。
自分の意思で解消できるじゃん、と。
「すべて自分次第」
そう思った時に、
スッと楽になりました。
どうせ自分次第なら、
ワクワクする方に舵を切ろうと。
コーチは、
教えないしアドバイスもしない、
自分と向き合うきっかけを
作る存在です。
まさに私が受けたコーチングは
それでした。
乱暴に言えば、
不安を紙に書かせただけです。
それがどれだけ影響度が強かったか。
何十年も慣れ親しんだ会社から
離脱するきっかけになる
パワーを持っていました。
もちろん、家族の理解など、
現実には乗り越える壁は
他にたくさんあります。
そして、
退職してよかったかどうかも
これからです。
その結果自体も、
自分で受け入れる覚悟をしています。
「すべて自分次第」ですから。
みなさん、いかがでしたでしょうか?
コーチングは変化のスイッチを
押すコミュニケーションです。
みなさんも、
もし何か不安があるのなら、
ぜひ書き出してみてください。
そしてそれを眺めてみてください。
可視化することで
不思議と不安が和らぎますし、
何か変わるきっかけを
掴めるかもしれません。
おすすめですよ。
and, your trail continues.