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「信念」と「固定観念」の違い

こんにちは。
LifeTraverseチーフコーチの黒岩です。
ブログを読んでいただき
ありがとうございます。

「信念」と「固定観念」の違いは
わかりますか?

私たちが持つ「信念」や「固定観念」、
つまりビリーフは、
日々の行動に
大きな影響を与えています。

今回は、
それらがどのように違い、
コーチングにおいて
どのように扱うかを考えてみます。

1,信念とは

信念とは、
個人が真実だと
強く信じている
思いや考え方のことです。

信念は、
経験や知識、
教育、環境から生まれ、
価値観や行動の基盤となります。

たとえば、
「努力すれば必ず成功する」
という信念があれば、
困難な状況においても
挑戦を続ける力になります。

信念は、
行動を支えるエネルギー源であり、
モチベーションの根幹を
形成するものです。

例えば組織のリーダーや
マネージャーは、
この信念を
チームや組織に共有し、
同じ目標に向かって進むための
指針とすることができます。

2,固定観念とは

一方、固定観念は、
過去の経験や他者の影響から
生まれたものの、
検証されないまま
無意識に保持されている
思い込みです。

これは、
特定の状況や
人に対する先入観であり、
柔軟な考え方を
妨げることがあります。

たとえば、
「自分はリーダーに向いていない」
という固定観念があると、
新しい役割や挑戦を避ける行動を
取ってしまうことがあります。

固定観念は、
可能性を閉ざし、
成長や変化の機会を奪う
原因になりかねません。

3,信念と固定観念の違い

信念と固定観念の違いは、
その柔軟性と影響力にあります。

信念は
前向きな行動を支える力となり、
自己成長や目標達成の
原動力になることが多いです。

しかし、
固定観念は、
逆に行動を制限し、
変化を避ける理由になりやすいです。

信念は時に変わり得るものですが、
固定観念は一度持ってしまうと、
意識的に取り組まない限り
変えることが難しいです。

コーチングの場面では、
この違いを理解し、
クライアントが持つ
信念と固定観念を
識別することが求められます。

4,コーチングにおけるビリーフ

コーチングにおいて
この信念や固定観念を
「ビリーフ」といいます。

ビリーフは
クライアントの行動を
決定づける重要な要素です。

ポジティブなビリーフ(信念)は
目標に向かう推進力となりますが、
ネガティブで
非合理的なビリーフ(固定観念)は
行動を妨げます。

ビリーフの働きに
気づいてもらうことが、
コーチングの役割の一つです。

たとえば、
コーチはクライアントに対し

「その信念を持つように
なったきっかけは?」
「その信念によって手に入れたものは?」
「逆に失ったものは?」
と問いかけます。

これにより、
クライアントは
ビリーフの背景や影響を自覚し、
より柔軟な思考が
可能になります。

さらに、
「他者や周囲の視点から
そのビリーフを見たら、
どう見えるか?」
という質問も効果的です。

これにより、
自己中心的な視点から解放され、
新しい視点が
得られるかもしれません。

5,非合理なビリーフをほぐす

コーチングでは、
非合理なビリーフを
ほぐす関わり方ができます。

例えば、
「完璧でなければ認められない」
というビリーフを持つ
クライアントがいる場合、
これがストレスや自己批判の
原因になっていることが多いです。

そこで、
コーチはビリーフを
客観的視点からみられるように
問いを投げ、
柔軟な思考を促します。

「完ぺきとはどういう状態か?」
「その考えは本当ですか?」
といった問いを通じて、
ビリーフを再構築することが
できるのです。

またビリーフは、
人に向けると
刃になる可能性もあります。

特に非合理なビリーフは
より鋭利なものとして映るので
注意が必要です。

他者視点で考えるきっかけを、
コーチングで促しましょう。

結論

信念と固定観念の違いを理解し、
ビリーフの持つ力を
活用することは、
リーダーや
マネジメントにとっても
重要なスキルです。

合理的なビリーフは
さらなる行動へつなげる。

非合理なビリーフはほぐし、
より柔軟で前向きな
行動を引き出す。

ビリーフと向き合い、
ビリーフを客観視してみること。

このように、
ビリーフを適切に扱う
コーチングアプローチを通じて、
組織のリーダーやマネージャーは、
信念に基づく
前向きな行動を引き出し、
固定観念による
行動の制約を
取り除くことができるはずです。

LifeTraverseが提供する
コーチングや
ワークショップでは、

ビリーフを適切に扱う
セッションも用意しています。

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お気軽にお問い合わせください。

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photo by TAKAO JINBO