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主体者は、選択肢を創る ~リーダーシップとアカウンタビリティの視点

こんにちは。
LifeTraverseチーフコーチの黒岩です。
ブログを読んでいただき
ありがとうございます。

今回は、
組織のリーダー層や
マネジメント層の皆さんに向けて、
主体者(アカウンタブル)
であることについて
考えてみたいと思います。

1,主体者である=アカウンタブルである状態とは?

優れたリーダーや
マネージャーとなるには、
自己の行動や決定に責任を持つこと、
つまり
「アカウンタビリティ」が
欠かせません。

アカウンタブルであるというのは、
物事に前向きに取り組み、
他人に依存するのではなく、
自らが責任を引き受ける
姿勢を持つことです。

例えば、
みなさんの部下がみな、
人任せで自発的な行動が
とれてないとします。
またその状態が
ずっと続いているとしたら、
どのように関わりますか?
部下を批判しますか?
諦めますか?

アカウンタブルな人は、
常に問題を他人のせいにせず、
自らの手で解決策を探し、
行動します。

特にマネジメントの立場にいる方は、
リーダーシップと同様に、
他者に影響を与える力があるため、
主体的であるかどうかが
組織全体の結果に直結します。

まず、
主体的な態度を測るための
簡単なチェックリストを
見てみましょう。

【主体者であるためのチェックリスト】
□ 問題が起きたときに
「誰かが解決してくれるだろう」と待たず、
自分から行動を起こしているか?
□ 状況に対して
「どうせ言っても無駄だ」
と諦める前に、
何らかの提案をしているか?
□ 問題を批判するだけでなく、
実際に解決策を考えているか?
□ 自分が正しいと固執せず、
他者の意見を受け入れ、
修正すべき点があれば
柔軟に対応できるか?
□ 「やらない理由」を探すより、
「やる理由」を
積極的に考えているか?
□ 自分の役割に関わらず、
チーム全体の成功を見据えて
関与しているか?
□ 誰かに決定を任せるのではなく、
リーダーとして自らの判断を
下しているか?

いかがでしょうか。
普段の自分の行動が、
どの程度主体的であるかを
振り返ってみることで、
日常の仕事への向き合い方に
新たな発見があるかもしれません。

2,被害者的である=ヴィクティムの状態

誰もが時折、
被害者的な状態に
陥ることがあります。

指示を待ち、
自分で考えず、
問題が起きた際には
他者や環境に
責任を転嫁する状態です。

被害者的な発言や行動には、
以下のような特徴があります。

    被害者がよく使う言葉:
    「どうせ言っても意味がない」
    「結局こうなるのが当たり前だ」
    「普通はこうあるべきだ」
    「誰が責任を取るのか?」
    「私にはどうしようもない」

    こういった発言には、
    現状に対する
    無力感や諦めの感情が
    含まれています。

    こうした状態では、
    リーダーとして
    チームを率いる力が
    大きく損なわれるばかりか、
    組織全体のパフォーマンスにも
    悪影響を与えてしまうでしょう。

    3,主体者であるために

    被害者状態に陥らないためには、
    自分の状態を常に俯瞰し、
    現在の状況に対して
    どのように対応できるかを
    問い続けることが重要です。

    以下のステップが、
    主体者としての
    行動を促すための鍵になります。

      ステップ1: 自分の状態を俯瞰する
      リーダーとして、
      多くのプレッシャーに
      直面していると、
      無意識のうちに
      被害者的な感情に
      支配されることがあります。
      まずは自分自身を冷静に俯瞰し、
      被害者的な態度に
      なっていないか、
      振り返ることが大切です。

      ステップ2:
      「最善の行動は何か?」と自問する
      次に、
      被害者的な感情が
      芽生えたときには、
      自らに問いかけてみてください。
      「今、自分ができる
      最善の行動は何か?」と。

      特に組織全体の方針が
      自分の意に沿わなかったり、
      意味が分からない時などは、
      課題に大きさに
      立ちすくんでしまいますよね。

      そんな問題に
      直面しているときこそ、
      自分でコントロールできることに
      集中しましょう。

      「今自分にできることは何か」
      上司と議論することかもしれないし、
      メンバーの話を聞くことかもしれない。

      自らに問いを発し、
      行動を起こす意識を
      持つことが大事です。

      ステップ3: 不平不満は提案に変える
      被害者的な立場に陥ると、
      不平不満が口に出がちです。
      しかし、
      不平を言うだけでは
      何も解決しません。

      その不満を
      改善策や提案に変換し、
      周囲に共有することが、
      リーダーシップを発揮する
      第一歩です。

      例えば、
      「予算は達成しろ、
      残業は減らせって、
      どういうこと?
      うちの上は
      おかしいのではないか?」
      という不満を、
      提案に変えたら
      どうなりますか?

      「新規事業に仕事
      集中させることで、
      メンバーの残業を減らします。
      その代わり
      予算は達成できないかもしれないが、
      中長期的な種まきを
      優先させてください」

      4,まとめ

      リーダーやマネージャーが
      主体者であるか、
      被害者であるかは、
      組織全体の成果に
      大きな影響を与えます。

      誰もが時には
      被害者のように
      感じることがあります。

      でもその状態を客観視し、
      状況を改善するための選択肢を
      探し続けること。

      もっというと、
      選択肢を創る人。

      それを主体者と呼ぶのです。

      and, the trail continues.

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        photo by TAKAO JINBO