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タイプに分けて関わる~個別対応のコミュニケーション

こんにちは。
LifeTraverseチーフコーチの黒岩です。
ブログを読んでいただき
ありがとうございます。

「あなたはどんなタイプですか」
と聞かれたら、なんて答えますか?

おそらく、
即答するのは難しいですよね。

同じように、
「あの人はどんなタイプでしょう?」
と聞かれたらどうでしょうか?

人の個性を説明するのに、
典型的な「タイプ」
というものをポケットに
忍ばせておくことは有効です。

人それぞれの特徴を理解し、
その特徴に基づいて
コミュニケーションを
取ることができれば、
組織の関係性の質は
高まるでしょう。

今回は、
マネジメントが知っておくべき、
人と関わる場合の
「タイプ分け」について、
書いてみます。

1.人をタイプに分ける意味

なぜタイプに分けることが
有効なのか?

まずは自分自身のタイプを何か、
言語化しておきましょう。

そのうえで、
相手のタイプを観察し、
想像し、
その特徴を踏まえることで、
より効果的なコミュニケーションが
可能になります。

自分との相性や
関わり方のヒントをもっていると、
変に人を警戒せず
安心して対応することができます。

特に仕事の場では、
必ずしも気が合う人
ばかりではありません。

明らかに「苦手な人」や
「受け入れにくい人」に対しても、
特徴や関わり方を知ることで、
戦略的な関係性を
築けるかもしれません。

関連記事:「この人無理だわー」と思ったら

少なくとも、
「断絶」を避ける
可能性が高まるのです。

2.4つのタイプとは?

ここでは、
代表的な4つのタイプを
紹介します。

〇成果タイプ

自分で決めたい人で、
目的意識が強く、
最短距離でゴールに
向かうタイプです。

このタイプは、
自主性が高く、
リーダーシップを発揮することが
多いです。

しかし、人の感情に無頓着で
他者の意見を尊重するのが
難しいこともあります。

※成果タイプの言動チェック
・怖がられる
・口癖「で?」「結論は?」
・細かく質問されたり、マイクロマネジメントを嫌う

〇協調タイプ

人を重視し、
何をするかよりも
誰とするかを大切にするタイプです。

相手の反応を気にし、
和を重んじるため、
柔らかいコミュニケーションや
チームワークが得意です。

一方で自分の意見を押し通すのが
苦手な場合があります。

※協調タイプの言動チェック
・なかなか本音を言わない
・前提からすべて話すので話が長い
・細かく感謝されたい

〇感覚タイプ

考えたことをすぐに行動に移し、
皆と一緒にワイワイするのが好きで、
その中心にいたいタイプです。

エネルギッシュで
アイデアが豊富ですが、
時には計画性に
欠けることがあります。

※感覚タイプの言動チェック
・一つの質問に、いくつも答える
・口癖「まずやってみよう!」
・パリピっぽい

〇分析タイプ

情報を細かく集めて、
正確に物事を進めたいタイプです。

納得しなければ動けず、
アドリブが苦手で、
準備に時間をかけることが多いです。

計画性が高い反面、
柔軟性に欠けることがあります。

※分析タイプの言動チェック
・表情が乏しいので感情が読みにくい
・会議のゴールとアジェンダを気にする
・オープンクエッションが苦手

さて、皆さんは
どのタイプに入りそうですか?

それは自己診断ツールや
チェックリストを使うと
より正確に判定が可能です。
(後述)

では他者はどう判定するか?

自分が関わる人全員に
ツールをつかってもらうのは
難しいのですよね。

その場合はとにかく観察してみると、
ある程度想像できます。

観察する場合は
コミュニケーションの
取り方だけでなく、
トーンや表情など
ノンバーバル情報も
キャッチしてみましょう。

以下の図に
感情が出やすいかどうか?
自己主張が強いかどうか?
の4象限で
4つのタイプを分けてみたので、
参考にしてみてください。

3.タイプ分けの注意点

もちろん、
人の個性は千差万別で、
単純に4つに分けられるほど
簡単ではありません。

それを前提に、
タイプ分けを行う際の
注意点を挙げておきます。

①分けて終わりではなく、入口

タイプ分けはあくまで
最初のステップに過ぎません。

その人の個性や背景を
さらに深く理解するための
入口として捉えましょう。

②優劣はない

どのタイプにも
それぞれの強みと弱みがあります。

タイプによって
仕事の進め方や
コミュニケーションの
スタイルが異なるだけで、
優劣はありません。

例えば、
成果タイプの人は
スピード感がある反面、
協調タイプの人からは
冷たく見えるかもしれません。

一方で、
協調タイプの人は
和を重んじるため、
成果タイプの人からは
優柔不断に見えることもあります。

③不変ではない

人のタイプは
固定されているものではありません。

立場や経験、
年齢を重ねることで
変わることがあります。

成長や変化に応じて、
タイプも変わることを
理解しておきましょう。

④複数タイプが混在していることもある

人間の個性は複雑で、
一つのタイプに
収まらない場合もあります。

2つや3つのタイプの特徴を
持っている人もいます。

そのため、
柔軟にタイプを捉えることが
求められます。

4.まとめ

人をタイプに分けることは、
相手を理解し、
効果的なコミュニケーションを
図るための一つの方法です。

しかし、
タイプ分けはあくまで
最初のステップであり、
その後には個々の特性を理解し、
関心を持つことが重要です。

タイプ分けを通じて、
相手との関わり方が
見えてくることで、
組織内の関係性が
より円滑になることを
目指しましょう。

これにより、
組織全体のパフォーマンス向上にも
つながるはずです。

以上、
タイプに分けて関わることで、
より良いチームや人間関係を
実現するための方法について
書いてみました。

当社LifeTraverse株式会社では、
オリジナルの
自己診断ツールと
観察ツールをつかって、
自分と相手をタイプ分けしたうえで、
その関わり方を学ぶ
コーチングワークショップを
提供してしています。

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