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オリジナルとは、選択する力と行動する力 読書メモ:『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」をできる時代』

こんにちは。
LifeTraverseチーフコーチの黒岩です。
ブログを読んでいただき
ありがとうございます。

「あの人は独創的だね」
というとき、
ものすごいアイデアや発想力を
持っている人だと
考えてしまいませんか?

リスクを恐れず
果敢に挑戦する人を
イメージしませんか?

アダム・グラントの
『ORIGINALS  
誰もが「人と違うこと」をできる時代』
では、真に独創的な人について、
新しい示唆を与えてくれます。

持って生まれた才能ではなく、
後天的に誰もが
ORIGINALな人間になれる。

そんな勇気をもらえる本でした。

3つの視点から内容を紹介しますね。

オリジナルな人とは?

この本において、
「オリジナルな人」とは、
単に斬新なアイデアを
思いつく人ではなく、
既存のアイデアから
適切なものを選び取り、
実行に移す人を指します。

著者のアダム・グラントは、
アイデア自体は既に溢れているため、
それをどのように選び、
どう展開するかが
重要であると論じます。

本書はこの視点を強調し、
既存のものにどう組み合わせ、
それにどのように
新しい切り口を
加えることができるのか、
その価値を説いています。

戦略的先延ばし

時は金なり。
成功者はみな、
時間の価値を最も理解し、
1秒でも無駄にせず
行動の俊敏さで
のし上がっていく
イメージがありますよね。

しかしグラントは
「戦略的先延ばし」
の概念を取り上げ、
これが創造性を高める
一つの方法であると説明しています。

このアプローチでは、
プロジェクトやアイデアに取り組む際、
最初からキメキメで進めるよりも、
余白をのこし、状況に応じて
柔軟に対応できるようにしたほうが、
アウトプットの質が高まるそうです。

期限ギリギリまで待つことで、
思考が活性化され、
既存のアイデアを
改善しやすくなると述べています。

私自身も、
あらかじめ準備をしていた
企画書や研修プログラムでも、
期限直前になって
大きく書き換えることがあります。

期限が迫ることでよりリアルに
状況をイメージしやすくなるため、
様々な視点で考えられ、
より良い結果につながるのでしょう。

リスクヘッジが成功への道

最も印象的なのは、
グラントが示す
「リスクヘッジしていた方が成功する」
という視点です。

独創的な人は、
リスクを顧みずわが道をゆく、
そんなイメージが想起されますよね。

しかし全てを投げうって
新しいことを始めるよりも、
安定した環境を保ちながら
新事業を試す企業の方が、
33%生存率が高い
というデータが本書には示されます。

リスクを分散させ、
状況をバランスよく
俯瞰してみながら、
引き返せる状況を
巧みにつくって進める方が、
成功する場合がある。

無理にリスクをとらず、
計算しながら前進する。

ただし、行動だけはやめない。

それがオリジナルに成功する人の
特徴のようです。

まとめ

グラントの『ORIGINALS』は、
オリジナリティに対する
一般的な見方を再考させ、
既存のものから
新しさを引き出す
具体的な方法を示してくれています。

誰もがORIGINALな人間に
なれるという視点。

彼の著作
『GIVE&TAKE』もそうですが、
いわゆる天才ではなく
「普通の人間」への
優しいまなざしに満ちていて、
読んでいて心がぽかぽかしてきます。

その優しさをベースに、
研究者らしいエビデンスを
もとにした説得力ある論理展開。

既成概念にとらわれず、
自分らしく
新しい価値を生み出したいと
考える人にとって、
必読の一冊です。

and, the trail continues.

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photo by TAKAO JINBO