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できたことを数えよう。八海山スカイスノーを終えて

こんにちは。
LifeTraverseチーフコーチの黒岩です。
ブログを読んでいただき
ありがとうございます。

みなさんは何か経験を振り返るとき、
反省点や課題ばかりでなく、
できていることにも
目を向けていますか?

私はこの冬、
雪山を駆け上がる
「八海山スカイスノー」
というレースを主催しました。

応援や関係者含めて
500人近くの人が
参加してくれた大会でした。

がしかし、
終わった瞬間、
いややっている最中も、
自分の落ち度やミスばかり
気にしていました。

人はマイナス面ばかりに
注目しがちですが、
できたこと、
よかったことに視点を向けると、
より周囲や自分への
感謝の気持ちが大きくなります。

今日はレースから学んだ
「できていることを数える」
について書いてみます。

ミスを数えて重さにへこむ

このレースについて少し説明すると
今年2回目の開催、新潟県南魚沼市の
六日町八海山スキー場が会場です。

スキーやスノボフリークなら
ご存じの方も多いと思いますが、
このスキー場の斜面は
日本屈指の急斜度かつ
長さが半端ないダウンヒルコース。

八海山スカイスノーはこの雪面、
標高差800mを駆け上がるレースです。

縁あって、
今年からこちらの大会の
実行委員長を務めることになりました。

257名がエントリー。
山頂付近は零下の猛吹雪でしたが、
全員が事故や怪我無く下山してくれました。

ですが、
生来細かいことが
気になる性分の私は、
準備の時も実施中も、
常に自分のミスを数え上げていました。

時間配分、会場サインの出し方。
受付での効率的なオペレーション。
MCとして重要事項を
アナウンスし忘れたこと。
ボランティアスタッフに
うまく指示が伝わらなかったこと。

いちいち「またやっちまった」と。

レースが終わるころには
それらが重層的に積みあがって、
その重さに耐えられない
状態になっていました。

せっかく、
魂を込めて準備してきたレースなのに、
この達成感の乏しさは、
なんなのだろう?と。

できたことに着目してみる

ちょっと待て。
できたことはないのか?

私は少し冷静になって、
よかったことを探して
書き出してみました。

すると、何十個も
「できてよかったこと」
が浮かんできます。

たくさんの選手が参加し、
無事に帰ってきたこと。

43名のボランティアが
集まってくれたこと。

ゴール後複数の選手から
「最高に楽しかったです!」
と声をかけられたこと。

小中学生150人も
この新しいスポーツを
体感してくれたこと。

たくさんの協賛や景品があつまり、
それが参加者に還元されたこと。

前夜祭も盛り上がり、
参加者と運営者同士の
交流ができたこと。

そしてなにより、
表彰式での入賞者からの
「まずはこの大会を開催してくれた
関係者に御礼申し上げます」
というコメント。

これ、
自分が選手として言ったことは
何回もありますが、
言われるのははじめて。

めちゃくちゃうれしいものですね。

わざわざ私のところにきて、
お礼をしてくれる参加者もいました。

感謝の気持ちを増幅

こうして、
できたことを数えて並べてみると、
自己肯定感がアップすると同時に、
自然と支えてくれた人たちへの
感謝の気持ちが溢れてきます。

仲間。
選手としてボラとして、
たくさんの仲間が
全面協力してくれました。
中には東京や大阪から
駆けつけてくれた人も。

そして家族。
このレースにかかりきりの私を
認めてくれただけでなく、
チラシ配布やクーポン作成など
面倒な作業も協力してくれました。

新たな知己。
準備から当日まで、
たくさんの出会いや
つながりを持てたこと。
これは私の大切な財産です。

まずは
「できたこと」に着目してみる。
そこから、課題は課題として
次につなげていけばいい。

そもそも、
課題ばかり気にして
暗い顔をしているリーダーに、
人はついてこないですよね。

今回の私の最大の学びは、
この点に集約されています。
いつも笑って
ポジティブな存在であらねばと。

ところで、
個人的によかったことが
もう一つあります。

地元出身の戦国武将
直江兼続公の「愛」コスプレ。

なかなか着る機会はありません(笑)。

たまたま知人が貸してくれた
このコスチュームで
実行委員長を務められたことも、
大会をやって
「よかった」ことの一つです。

and, the trail continues.

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photo by TAKAO JINBO