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2割の差分。あなたは聴いている?しゃべっている?

こんにちは。
LifeTraverseチーフコーチの黒岩です。
ブログを読んでいただき
ありがとうございます。

日本の企業に導入され始めた1on1。
みなさんの職場でも
広がっていますか?

さて、みなさんの職場の1on1は、
上司が話している時間と、
部下が話している時間は
何対何ですか?

今回は、
上司と部下の話している時間の
認識のズレについて書いてみますね。

1on1は部下の時間

そもそもですが、
1on1の目的はなんでしょうか?
どんな時間にするとよいですか?

このブログでも1on1について
たくさん書いてきました
が、
ポイントは、「部下のための時間」
にすることです。

上司の意見や評価は
いったん脇に置き、
部下の話したい事、
そのストーリーを
たっぷり聞く時間です。

また業務確認やアドバイスは
最小限にして、
プライベートも含めて傾聴する。

そのためには上司部下の
信頼が大事ですし、
何でも話せる関係性が
ベースになりますよね。

上司と部下の認識のズレ

前職で、1on1の実施状況を
調査した時のことです。

上司が話している時間と
部下の話している時間の比率を、
上司、部下それぞれに
アンケートしました。

そうすると、
お互いの認識にズレが
あったんですね。

例えば、上司は
自分が話している時間は3割
と回答していても、
部下は上司が5割話していると。
そういうズレです。

これは私がコンサルティングを
している別の会社でも
同じような結果でしたので、
ある程度企業内1on1に共通する
数値なのではないでしょうか?

なぜズレるのか?

ずれの原因はなんでしょう?
やはり立場の違いが
大きいと考えられます。

部下と上司の間には、
評価される側とする側という、
厳然たる溝が存在します。

だとすると、
どんなに信頼感が
構築されていたとしても、
やっぱり上司の言葉は
重いのですね。

正確に測れば
時間としては上司の認識に
近いのかもしれませんが、
部下にとっては
長く感じるということでしょう。

まずは自分の言葉の重みを自覚する。
もちろん伝えるべきところは
つたえなければなりませんが、
1on1で上司側が話す時間は、
抑えすぎなくらいが
ちょうどよい気がします。

ちなみに、
前職での1on1アンケート調査は、
私が人事として担当していました。

なので、
自分がマネジメントしている
部署の数値も確認できます。

おそるおそるみてみると、
全社数字と全く同じ、
私と部下の認識には
2割の差分がありました。

自戒を込めて(笑)
繰り返しますが、
1on1で上司の話す時間は、
抑えすぎなくらいが
ちょうどいいです。

and, the trail continues.

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photo by TAKAO JINBO