雑談王に、おれはなる!
2023/03/31
コーチングコミュニケーション
こんにちは。
LifeTraverseチーフコーチの黒岩です。
ブログを読んでいただき
ありがとうございます。
皆さんの職場は、
雑談にあふれていますか?
そんなに暇じゃない?
リモートだからやりにくい?
いえいえ、雑談はあえてすることで
得られるメリットが
たくさんあるのです。
今日は効果的な雑談について
書いてみます。
ポイントは
「相手に焦点をあてる投げかけ」です。
コーチングで雑談力向上
今偉そうに雑談について
ブログを書いている私ですが、
もともと雑談が苦手だったんです。
意味のない会話ができない
性格だったんですね。
なので、すぐ「で?」とか「結論は?」
と思ってしまうタイプでした。
コーチングをはじめたきっかけも、
コミュニケーション力を上げて、
雑談を自然にできるように
なりたいと思ったからです。
いまだにやや苦手ですが、
「相手のためにするのが雑談」
と考えるようになってから、
うまく話せるようになってきました。
雑談がもたらす心理的安全性
雑談のメリットはたくさんありますが、
大きく3つ挙げてみます。
一つは場を和ませることによる
信頼感の醸成。
これは、ビジネスや商談を
うまく進めるうえでも大切ですよね。
二つ目は、雑談することで
思考が進み新しいアイデアや企画が
生まれるという効果もあります。
そして三つ目、職場おいては
安心安全な雰囲気、
つまり心理的安全性が
構築されやすくなります。
3つ目のメリットについては、
エン・ジャパンの調査データが
裏付けになります。
「職場に心理的安全性がある」
と答えた人の中で、
「職場で心理的安全性を
感じられる理由は何ですか?
(複数回答可)」
という質問に対して、
「他愛のない雑談ができるから」
と答えた人が、
実に75%に及んだそうです。
いかがですか?
雑談できることが、
心理的安全性に繋がっている
ということですよね。
企業によっては、
あえて雑談がうまれそうな
オフィスレイアウトにしたり、
雑談するためのスペースを
設けるところもあります。
また、リモートになってからは
オンラインでも会議冒頭の
雑談を推奨したり、
チャットなどのオンラインツールを
使ってチームの雑談を促すところも
増えてきましたよね。
雑談のテッパンテーマ
雑談は続けることが目的になります。
結論や合理性よりも、
話しやすさ・答えやすさが大事で、
会話のキャッチボールが
続いていくことを志向します。
どんな話題を振るか?
については、ニッチなものよりは
誰もが経験することや
持っているものが適しています。
なので初期の雑談の
テッパンテーマとしては、
食事・出身地・気候(天気)など、
無難なものに行きつくわけです。
そこから共通点をみえてくれば、
話題を広げていくことになります。
時事ニュースやペットも
テッパンリストにいれる
場合があります。
ただ、ニュースについては
メディアやソースも多様化していて、
よっぽど大きなものでないと、
共通テーマにならない
可能性があります。
またペットですが、
少なからずいる「動物嫌い」の人
への配慮も必要です。
しかも、実際には嫌いでも
「動物は嫌い」と言いにくい
空気があるのでご留意ください。
かえって気を遣わせてしまいます。
相手に興味がなければ
そこで終了するのが
雑談の怖いところなので、
話題は慎重に選びたいですね。
ポイントは、相手に焦点をあてること
実際に雑談をしてみましょう。
「今日は暑いですねー」
「そうですね。・・・」
これで終了していませんか?
天気の話が入口だとしたときに
「続ける」ことを意識してみましょう。
「今日は暑いですねー。
体調など崩していませんか?」
と、それに関連付けて
相手に矢印をむけてみるのです。
すると会話が続きやすくなりますし、
相手も自分に関心を示されて
悪い気はしないでしょう。
逆に自分の話だけをする雑談は、
相手に気を遣わせてしまいます。
「昨日新潟の実家から
新米が届いたんですよ。」
で終わらせず、
「そういえば、〇〇さんは
どちらご出身なんですか?」
と相手に矢印を向けて続ける。
相手に焦点をあてるという意味では、
見た目をポジティブに
返すのも有効です。
「〇〇さん、
いつも明るくて元気ですよね。
何か健康に気遣っているんですか?」
「〇〇さん、
いつもスーツが似合いますよね。
ご自分で選んでいるんですか?」
また、変化に気づくことも
雑談のきっかけになります。
髪型や、つかっているバッグなど。
これには普段からの観察が
大切になってきます。
私は髪型変わっていないのに
「変わりました?」ときいて
恥ずかしい思いをしたことがあります。
このように、
「無難な話題」→
「相手に焦点あてる質問」
が雑談のきっかけとしては
おすすめです。
そして質問は答えやすいもの、
話しやすいものがよいでしょう。
そして、あまり立ち入ったこと
をきかないように、ご注意ください。
職場の「雑談王」、
ぜひ目指してみてください。
and, the trail continues.