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部下との信頼関係をつくるために必要な、〇〇〇〇

こんにちは。
LifeTraverseチーフコーチの黒岩です。
ブログを読んでいただき
ありがとうございます。

おわわず
本音を言ってしまえる関係性って、
どうやってつくるのでしょうか?

今回は、
質の高いコミュニケーションのベースとなる、
信頼関係の作り方です。

結論から言うと、
それは「自己開示」です。

ではどのように、どのレベルで
自己開示をしていくと、
おもわず本音を言ってしまうのか?
考えていきたいと思います。

コーチングにおける信頼関係

コーチングコミュニケーションでは、
相手の中にあるものを引き出して、
並べてもらうことが必要です。

要するに、
本音や本心を出してもらうことです。

コーチングは、
それらを自ら発すること、
またそれについて質問されることで、
新たな気づきや思考が生まれ、
次の行動に移していく
コミュニケーションプロセスになります。

想像していただきたいのですが、
よく知らない人や、
違和感を感じる人に
本音を話すのは怖いですよね。

まして無理に引き出そうとされると
拒否したくなります。

何でも話せる雰囲気、
自分をさらけ出しても安全な
対話の場をつくりましょう。

そのためにはどうするか?

それは、まず自分からさらけ出すことです。
自分の価値観、大切なもの、好きなもの。
強みだけでなく弱みや、
幼少期から今までのしくじりや挫折も含めて、
見せてしまうのです。

私は新しいクラアントさんと
コーチングをはじめるとき、
初回のセッションの半分くらいは
私の自己開示の時間にあてます。

そこで、
小学校の時の児童会選挙に落ちた話や、
思春期に好きな女の子にフラれた話、
受験や就職に失敗した話をします。

相手が同じ職場であれば、
これまで働いてきて
一番ワクワクした仕事だけでなく、
一番つらかった話も伝えます。

そうすることで、
「そこまで話していいんだ」
「この人はなんでも受け止めてくれそう」
という雰囲気をつくるのです。

コーチングスキルが通用しない理由

さて、
私は普段コーチングを
教える立場でもあります。

私のコーチングをうけながら、
自分も職場で部下に1on1をしている
管理職の方がいます。

この方はコーチングスキルを
吸収するのに貪欲で、
学んだことをすぐ職場で実践しようとします。

その心意気、マインドセットは
とても大事だと思います。
そうすることで、
実際に職場の雰囲気を
どんどん変えていっています。

ですが、どうしても、
一人だけどんなスキルを使っても
思考が前に進まない、
気づきがうまれない部下がいたそうです。

聞いてみると、
過去に2度ほどその部下を
厳しく叱責したことがあるそうです。

また、 1on1を始めてから、
お互いの家族や趣味などの
プライベートな雑談をせず、
仕事の話ばかりしてきたとのこと。

これでは、
どんなに優れた質問や投げかけをしても、
その人が心を開いて話すことはできません。

上司は質問しているつもりでも、
部下は「詰められている」
と思っているかもしれない。

そもそも上司と部下は、
評価する側とされる側という
絶対的な上下関係があります。

そこを壊しておかないと、
質の高い1on1やコーチングの時間に
することは難しいのです。

どんなにがんばっても、
全くのフラットな関係には
ならないのですから。

そこで有効なのが、
適度な自己開示となるわけです。

自己開示には、
仕事以外のプライベートの情報や、
個人の価値観を織り交ぜるとよいでしょう。

自己開示の注意点

自己開示ですが、
なんでもかんでも
晒せばいいということでもありません。

相手との信頼関係構築、
安心安全な場の設定が目的ですから、
公序良俗に反していないことはもちろん、
自慢やキラキラ話ばかりで
相手を圧倒しても効果は薄いです。

また、それに加えて注意したいのが、
自己開示している時間、
一方的にしゃべりまくることです。

これは相手が受け身になったり
上司への依存につながる可能性がありますし、
なにより人の話を一方的に聞くのは
飽きるし疲れますよね。

そこからいらぬ忖度が
生まれる可能性もあります。

なので、自分が話しながらも、
相手にも話をふって発言してもらうのが
うまい進め方です。

例えば、自分の出身地のことを伝えた時、
そういえば〇〇さんはどこ出身なんですか?
と振ってみる。

結果的にお互いの自己紹介、
自己開示につながるのが理想です。

さあ、いかがでしたでしょうか?

信頼関係がなければ
コーチングは機能しないし、
1on1も質の良い時間にならない。

そのためには適度に自己開示して
相手が話しやすい関係性、
雰囲気をを創っていきましょう
というお話でした。

ぜひ、使ってみてください。

and, the trail continues.

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photo by TAKAO JINBO